ラベル ナツメ (Jujube) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ナツメ (Jujube) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年5月1日日曜日

ナツメなど Jujube etc

 去年の夏に鉢植えの大雪棗(スーパージャイアント)の枝を、地植えの新疆棗王に高接ぎしました。4か所のうち3か所が無事に越冬して、いまは直径1ミリくらいの小さな蕾が出ています。大実品種とはいっても鉢植えではまともなサイズの実が生ったことがないので、今年からは地植えパワーを発揮してほしいです。

I grafted 4 scions of a jujube called 'Super Giant' onto the Xinjian Jujube in the garden.  Super Giant is supposed to produce large fruits, as large as those of Xinjian Jujube, but not a single fruit with the plant growing in a pot.  Out of the 4 grafting, 3 survived the winter and they are now growing fast.  The Xinjian Jujube produced decent-sized fruits last year and I am hoping to see a similar result from Super Giant.

接ぎ穂にも勢いのある恒常的な枝が出ています。

去年はどのスモモ品種も豊作でしたが、今年は隔年性が出ているようです。今年から地植えにした彩の姫には1個だけ、エレファントハートも少な目です。マーキュリーに至ってはゼロ。
The plum trees are having a rest this year and I can see not so many young fruits.  Still, I am looking forward to these fruits on Elephant Heart which produces very delicious plums.


種無しスダチも、去年の鈴なりのあと今年は花が少な目です。
Seedless Sudachi also had abundant fruits last year and it is now having a rest this year.
スダチ苗を遠近で観察していたら、タイガが無言で「かまって」アピール。
As I was looking into the Sudach plant, Taiga had crept up hoping to get my attention.

そこで、買ってきたばかりのミニトマト苗を横においてカメラを向けたら何とか1枚撮れました。ミニトマトはどれも同じな印象ですが、今年のは「千果」という名前ので、甘くて豊産性だそうです。
So I placed the miniature tomato plant that I bought this morning and got a shot.

2021年10月6日水曜日

ナツメの食べ比べ Comparing Jujube Varieties

 今年1個だけ生った鉢植えの大雪ナツメ(スーパージャイアント)が半分色づいたので、待ちきれずにもいで来ました。ナツメは全面的に茶色になった状態よりも、半分色づいたのがサクサクして好みです。

写真左の3個は新疆棗王、右の1個が大雪棗です。

3 Xinjian jujubes (left) and 1 Super Giant (which produced only one fruit this year)


1個ずつ糖度を測ってみました。25.9度です。
Brix sugar content 25.9%

次のは36.9度。
36.9%

一番青いのは26.1度。
26.1%

最後に、大雪棗の糖度は何と46.4度でした。全部食べてみると、確かに大雪棗のが一番甘かったですが、私の舌では大して違いがない印象です。しかも、全部食べたあとは、口の中の水分が持って行かれて急いで水を飲みました。ナツメは、晩生のスモモが終わった後キウイのレインボーレッドが食べられるまでのつなぎ的な位置づけでしたが、これなら秋生りのイチジクを地植えにしたほうが良さそうに思えてきました。ビオレッタなら地植えにしても小さく管理できそうだし、夏果より秋果のほうが断然美味しいので。
46.4%    To be honest, I cannot tell much difference among them - they are all dry, though sweet.

2021年9月28日火曜日

新疆ナツメ王試し採り Xinjian Jujube

地植えとして初めての結実ですが、最近少しずつ色づき始めてきたので試しにとってみました。

なお、カタログのセールス文句で、「果汁がしたたる」とか「追熟が可能」というのは全くのウソです。果汁はありません。追熟に関しては、ナツメは収穫したら3,4日のうちに果肉が軟化して腐り始めるので、直ぐに生食するか、あるいは砂糖煮や乾燥果にするなどの処理が必要です。

Xinjian Jujube fruiting for the first time after being planted in the garden - as a potted plant, it produced lots of fruits 3 or 4 years ago.


ちいさい。でも色が綺麗で、新疆のナツメのことを総称のような表現で「紅棗」と呼んでいるサイトを見たことあります。バルコニーに鉢植えで置いてある和田玉棗も「紅棗」です。
ここまで赤くなる前の、実の半分くらい色づいた頃から味がのるので、その頃にもいで直ぐに食べるのが良いと思います。
Tiny, but nice red colour.


食べる前に糖度計を出してきました。あくまでも糖度計の数値ですが、46.0度。果汁もないのに、よく糖度計が反応したと思います。実際、甘いことは甘いし酸味もあるので、個人的には好きな食べ物です。
Even though it has little moisture, the sugar brixmeter indicated 46.0% sugar content.

念のため、もう一個とってきて計ったら39.7度で高糖度です(あくまでも機械の数値)。
I could not believe it, so I went into the garden and got another, which showed 39.7% sugar content - somewhat lower, but still incredibly high level.

2021年9月2日木曜日

雨で良く育つ幼果 Young fruits growing thanks to rains

 雨水を吸って幼果が肥大しています。これ↓はモロに高接ぎしてある田口早生。鉢植えだった頃とは比較にならない大実が毎年収穫できます。

Tangerine: 'Taguchi Wase', grafted onto blood orange Moro

これも田口早生の他の枝

こちらはタロッコに接いだセミノール
Seminole orange, grafted onto Tarocco

これは本体のタロッコ
Tarocco proper
タロッコ

タロッコに接いだ種無しスダチ
'Seedless Sudachi' grafted onto Tarocco

こちらは鉢植えで元苗の種無しスダチ
Seedless Sudachi, growing in a pot

地植えの新疆棗王にスーパージャイアントの枝を全部で4か所接ぎましたが、最後に動き出したのが開花しています。
I grafted 4 scions of 'Super Giant' jujube onto 'Xinjian Jujube' in July, and this is the last of the 4, at last flowering.

これは本体の新疆棗王で、どの幼果も在来のナツメの完熟果よりも大きくなっています。実の形はカタログ写真のとおり丸っこくなって来ました。たぶん「ハミ棗」で合っていると思います(「新疆棗王」というのは単に日本での流通名だと思います。)幼苗の和田ナツメのほうは今も花が咲いていますが、今年も結実なしのようです。
Xinjian Jujube's young fruits

2021年8月6日金曜日

ナツメの幼果 Jujube young fruits

 最近、地植えの新疆棗王に幼果が育っています。6月にスーパージャイアントと同時開花したときは毎日、梵天を持って花粉交換させたにも関らず結実ゼロでした。それが7月下旬に新疆ナツメ王だけ返り咲きがあって、今は幼果が成長中です。

とにかく生ってくれたので嬉しいです。

'Xinjian Jujube' plant with young fruits.  The tree flowered in June but resulted in no fruits.  However, after I cut some branches in early July, new shoots came out and had flowers.  Well, better late than never.

この↓生り方は、カタログ写真を彷彿とさせます。来年以降、本気出してきたらこんな枝がゴロゴロつくのでしょうか。
幼果のうちには既に収穫期の日本ナツメと同じくらいの大きさのもあります。

実は、7月上旬に「今年もダメかぁ!」と頭にきて、新疆ナツメ王苗を思い切って剪定しました。その直後に1シーズンだけの枝が急激に伸び出して蕾がついたかと思うと開花が始まりました。

ヤケを起こした剪定ついでに、切った枝先にスーパージャイアント(大雪棗)の枝を持ってきて接いでおきました。その枝から間もなく芽吹いて、今では花が咲き始めています。もしかして、地植えパワーでこのまま結実?と、わずかな希望をもって眺めています。
After I cut branches of the Xinjian Jujube, I grafted branches of 'Super Giant' onto it.  The scion soon produced new branches and now some flowers are starting to open.  What is more, I can see a permanent branch as well.
しかも、芽吹いたうちには恒常的な枝も出ているので、来年以降の開花・結実の元となります。

これ↓は、上の枝の芽吹きを確認してから接いだ枝。こちらも蕾が出ています。地植えパワーのおかげだと思います。
This branch was grafted a few weeks later and now the new shoots have flower buds.

2021年5月29日土曜日

ナツメ開花 Jujube flowers

 ナツメの開花が始まりました。今満開なのはスーパージャイアントと和田玉棗の小苗。地植えにした新疆棗王は、まだチラホラ開花が始まったばかりですが、花のサイズは他の2品種のよりずっと大きくてしっかりしています。

スーパージャイアントは南側バルコニーに置いてあります。苗は去年になって急に成長して、おびただしい数の蕾が出ています。今年こそは、と期待しています。栽培初年度にビー玉サイズの実が数個生りましたが、甘くてとても気に入りました。うちにある品種の中で生食に最も適していると思います。

'Super Giant' with lots of flowers.  The plant grew significantly since the start of spring this year and I have never seen so many flower buds, so I am hoping that some fruits will come out of this.

毎日、様々な小さい虫がやってきて花の上を這いつくばっているので、いくらかは授粉に役立っていると思います。それにしても、花は良い香り。
The scent of the flowers is unbelievable.


東側バルコニーの和田玉棗。苗が小さいので花数は少ないです。
'Hetian Jujube' plant is still tiny.  This variety produces very large fruits but I personally feel that this variety is better as dried rather than eaten fresh like the Super Giant.

これら3つの丸いのは、開花直後の状態。このまま緑色で2週間ほどたてば結実の希望がもてますが、3-4日のうちに色がクリーム色になると、落ちます。
These 3 round things are how they look just after flowering.  If pollination was successful, they will remain green for weeks but, if they turn pale, they will fall off.

2021年5月18日火曜日

ナツメ開花 Jujube flowers

 新疆ナツメの和田玉棗の開花が始まりました。3品種あるナツメ苗のうち、一番最後に芽吹いて、蕾が出るのも最後だったのに。もしかして、東向きバルコニーで朝一の直射日光に当たるおかげでしょうか。たった3個の花でも、近くへ行くと何とも言えない良い香りがします。この時期、最も好きな香りの一つで、開花の順番に、スイカズラ、科の木、ナツメです。

Xinjiang Jujube starting to flower.


苗が届いた年に実を着けさせたので、まだ体力回復の途中です。それにしても樹高が伸びないです。コガネ子を疑い始めたので、今日、カルホスを買ってきました。
This is still a tiny plant, but it is precious since I had it imported myself and this is probably the only one of this variety existing in Japan.

2021年5月9日日曜日

バルコニーの果樹 Plants on the balcony

 リンゴの紅玉が南側バルコニーで順調に育っています。去年の秋に売れ残り苗を買ってきたのですが、その店で4年くらい前から売れずにビニールポットに入ったままでした。それでも夏の間、赤星病などにはかからず生き延びていたので丈夫かもしれないと期待しての導入でした。うちに来てからは冬の間に石灰硫黄合剤をハケ塗りしたのと、肥料をたっぷりやったことだけです。

Apple 'Kogyoku' growing in a pot on the balcony facing the south.

うちでは初年度とはいっても年季のはいった苗だったので、今年は1個だけ実をつけさせています。これが収穫まで行けば、うちで生る初めてのリンゴです。過去に導入したルビースイートなど、近年の高級品種はどれも初年度から葉っぱがウニだらけになって、幼果どころではありませんでしたが、この紅玉は違います。その貴重な1個だけの幼果は、先に開花・結実していたプラムの大実品種であるエレファントハートの実にだんだん追い付いてきました。
Since it is the first year after I bought the plant, I am keeping only one fruit.


紅玉の隣に置いてあるスモモのエレファントハート。今年は沢山花が咲いて実もしっかり生っています。収穫は8月予定です。赤肉系のスモモが好きなので今からワクワクです。今年の冬の間に、地植えのサマーエンジェルに4か所、高接ぎをしてみたら、全て活着してよく育っています。
Plum 'Elephant Heart', a variety from the US, fruiting for the first time this year.  This is a variety with large, red-fleshed fruits, maturing in August.


すぐ近くに置いてあるナツメのスーパージャイアント。今までになく沢山の蕾が出ているので、もしかしたら今年こそは、と期待しています。この苗は初年度に6個だけ、ビー玉程度の小さな実がなりました。味は砂糖水のようで、うちにあるナツメの中では一番好みに合っています。

Chinese Jujube plant 'Super Giant' with lots of flower buds.  This is a southern variety with more juice than those from Xinjiang.



こちらは東側バルコニーに置いてある新疆和田玉棗。業者に依頼して個人的に輸入してもらったものです。日本で「新疆棗王」として売られているものは、カタログ写真の実はハミ棗に見えますが、うちで実際に生った実はこの和田玉棗と同じものに思えました。
On the balcony facing the east is one of the 2 Xinjian jujube varieties I have.  I had this plant imported personally since it is not on the market in Japan.

この苗は成長が遅くて、今年はやっとこの↓主幹の延長が確認された程度です。
It is growing slowly, perhaps because I let it fruit in the initial year and the plant exhausted itself.
開花までもう少しです。

2年前に購入したミカン日南の姫に少しだけ開花がありました。極早生で9月中旬から収穫できるそうなので楽しみです。
Tangerine 'Hinano-hime' flowering for the first time after I bought it 2 years ago.  This is an early ripening variety and harvest can start mid-September.

その隣に置いてあるフィンガーライムのバイロンサンライズ。去年の5月末に購入して蕾無しでしたが、今年は1個だけ蕾がでて開花しました。樹高は1.2mくらいあり、うちにあるフィンガーライムの中では最も立派な苗です。
Finger lime 'Byron Sunrise'.  The plant already measured more than 1m when I bought it in May last year, but it had no flowers.
これがその1個だけの蕾の結果です。今のところしっかりした幼果なので、是非収穫まで行って欲しいです。随分と実が丸っこいので、まさかブラッドオレンジとの交配の「オーストラリアンブラッド」では、と心配になってきました。
This year, just one flower - but it has resulted in a fruit!

下ではタイガが退屈しきっていました。もう蚊が出ているので、こうやって玄関前で寝そべるのも終わりの季節です。
Down below the balcony, Taiga was bored as usual.

2020年10月5日月曜日

一才ナツメ Dwarf Jujube

 今年の夏の日照不足でナツメの色づきが遅れていました。いつもなら一才ナツメは9月上旬には収穫が終わるところ、今やっと全面的に色づいてきました。今年は新疆棗王、和田棗、スーパージャイアントのいずれも実が着かなかったので、一才ナツメだけです。

Dwarf jujube plants with lots of fruits, although tiny....


陽光面の実は綺麗な紅色です。樹高は30cmくらいしかありませんが、葉っぱの陰にもたくさん隠れて生っているので、まさに鈴なり。
Although barely 30cm tall, they are prolific.


ナツメは樹上で過熟になるとモサモサした果肉になるので、全部取ってしまいました。個人的な好みからは、半分だけ紅色になった段階のものが、はっきりした酸味があって一番美味しいと思います。来年こそは、地植えで3年目になる予定の新疆棗に実を着けて欲しいです。

When they are half brown and half green, the texture is crisp with enough acidity.