2016年9月25日日曜日

香酸類  Lemons etc

狭いスペースでできるだけ多くの品種の果樹を育てようとすると、地植えの何かに他の品種を高接ぎして統合しなければならなくなりました。

そこで、うちの香酸類はすべて地植えのベルガモットに高接ぎする方針です。業者のカタログでは「ベルガモットは寒さに弱い」という説明を口をそろえて唱えていますが、うちの環境では本柚子に負けない耐寒性が証明されています。しかも、ベルガモットの実が着くのは、これまでのところ、苗の下の方の枝、すなわち日陰の枝に着く傾向があります。ということは、日照面で有利な上の方はレモンなどに活用してもベルガモットを収穫し続けることができるはず。

そこで、現在、9種類のレモンや柚子を接いであり、ベルガモットと合わせると全部で10種類の香酸類を1本の木で収穫できる仕組みになっています。


そのベルガモットは、雨水を吸って順調に肥大しています。
Bergamot
 
 
アレンユーレカレモン(写真を撮りにくい向きなので果長を計測)は来年の4月頃まで置いても美味しく使えます。
 Allen Eureka Lemon grafted onto Bergamot


グランドレモンは豊産性なので、春の開花から3個、夏の開花からは2個を残して摘果しました。
Grand Lemon grafted onto Bergamot


このリスボンレモンの幼果は夏の開花からのもの。
Lisbon Lemon grafted onto Bergamot


春に接いだカラマンシーにも最近、開花がありました。レモンより風味は劣りますが、料理に使うと便利なので、1年じゅう収穫できるよう、もう少し接ぐ予定です。
Calamansi grafted onto Bergamot