2013年1月30日水曜日

取り木のやり直し Feijoa air layering re-done

去年の秋に、根元近くをタコ糸できつく縛って、そこから上の部分に水ゴケで取り木を掛けました。
でも、村長さんのフェイジョア取り木の成功例をデモンストレーションしていただいたので、早速私も真似してみました。

ポイントは、針金できつく縛ることのようです。2重に針金を巻いたあと、枝に食い込むまで、ペンチで何度も回転させました。まるで獲物の足をくわえたワニが、水の中で回転しているような光景です(ナショジオワイルド・チャンネルの見過ぎ?)。

この左側の枝は右のよりも充実していて、なんだか花芽のようなプックリもあるので、今年の秋頃に取り木が成功したら、来年の開花が期待できそうです。



水ゴケも少し増量して巻きました。このあと、遮光のためのアルミフォイルを巻いて完成です。



まだまだヒョロイ苗ですが、1月中旬の降雪でもバルコニーで平気でした。


グアバの現状  common guavas

今年はグアバで実験をしています。例年ですと、収穫後に軽く剪定しただけで越冬させますが、今年は11月末に、取り木をかけた1本の枝以外は、15cm以内に切りつめ葉っぱも全てむしり取りました。そうしたら12月中旬頃から、まずブラジルキンググアバに芽が吹いてきて、1月に入ると斑入りも芽吹き始めました。この違いは、たぶん、斑入りの台木の根っこがあまり機能していないので、木自体が殆ど成長しないのに加え、芽吹きも遅いのだと思います。台木に関する疑念については、取り木が成功して自根苗ができれば確認できるかもしれません。

実験に話を戻します。例年は、軽く剪定をして葉っぱはそのままで越冬すると、3月末には枝の先端に新芽が動き出します。そこで、さらに軽く剪定して栄養の分散を限定すると、枝の下のほうで伸びた新芽の第2-4節あたりに蕾が出ます。でもこの冬は、11月末に鬼剪定して葉っぱ無しで越冬するとどうなるか、見てみたかったのです。

結論: 常夏のハワイでは収穫直後の剪定のあとに出る新芽に蕾が出て年に2度開花するが、
     寒い東京では無理。

ただし、メリットもありました。鬼剪定のおかげで9号菊鉢の範囲内に枝がほぼ収まったのでスペース節約になり、今年はカーテンを張ることができたため、保温効果アップになりました。例年ですと、夜間はシャッターを降ろしてガラス戸を締めるだけでしたが、今年はスペースに余裕ができたので2重にカーテンを張っています。おかげで朝の最低気温は、直近の大型寒波のときでも8度を保つことができました。1日の時間加重平均気温は、余裕で15度をクリアしているはずです。

斑入りグアバも、去年の11月には取り木をかけたのですが、今日、フェイジョアの取り木と同じ方法でやり直しました。
斑入りグアバ (guava variegata)


新芽の第2節目以降に蕾が入っている場合、葉っぱが開く前のこの状態で既に判断できます。
これ↓は空です。


逆光線にならないよう、部屋の中で見るとこんな感じです。



ブラジルキンググアバは実生苗なので、自根で元気に育っています。11月末の鬼剪定のあと、ぐんぐん新梢が伸びてきました。

ブラジルキンググアバ (Brazilian guava - seedling)


壁を背景に見るとこんな感じです。下の方の坊主の枝から、4月に新梢が伸び出したら、蕾をもった芽があるといいなー、と淡い期待をしています。

2013年1月28日月曜日

雪化粧 Light snow fall

予報どおり、夜のうちに雪が降ったようです。粉砂糖をまぶしたような程度なので、午後の早い時間に消えましたが、めったに雪が降らない東京では話題になるのです。



数日前に、今年第一号の接木をしました。サルナシの枝を、地植えにした実生ゼスプリゴールドの小苗に接いでみました。乾燥防止に袋がけしておいて良かったです。


雪よりもショックだったのは、部屋に取り込んであるモロの実が1個、自然落果していたことです。
みかん農園の写真などを見ると、収穫時期には沢山の実が地面に落ちているので、これも自然現象なのでしょう。今年はモロかタロッコの一方を地植えにする予定ですが、冬を通して木枯らしに当たると落果も増えそうです。今朝落ちた実はモロとして十分赤いし、何より、香水のような素晴らしい香りがします。今回は、2、3日追熟させることにしました。
小鳥の反応を見てみました。






興味津々で雌が寄って来ましたが、少しかじったとたんにのけぞって、その後は私の手を舐め始めました。

2013年1月27日日曜日

デビルズフードケーキ Devil's Food Cake

私は低血糖症なので、朝は甘いものを食べないと動けません。それを言い訳に、いつも手製の菓子パンやケーキを朝食にしています。そこで今日作ったのはデビルズフードケーキです。

冬は台所が寒いので、オーブンを使うときはなるべく1度に2つのものを作るようにしています。
写真の向こう側にあるのは、ロールケーキではなく、伊達巻の生地を焼き上げたところです。これを巻き寿司用のすだれで硬めに巻いて、一晩冷蔵庫で寝かせると出来上がりです。甘党なので、伊達巻は正月以外でも作ります。
手前は、オーブンに入れる準備のできたデビルズフードケーキのドロドロ状態です。



薄力粉200gで、直径21cmのエンゼル型にちょうど収まるように焼き上がります。

焼きあがったら粗熱をとり、型から出してケーキクーラーの上で完全に冷まします。

チョコレート200gと生クリームでデコレーションをし、くだいたナッツを裾にまぶします。
チョコレートは慣れないとテンパリングが難しいですが、何度もやっているうちには、特定の作業のために適した状態が何秒間か続く瞬間があるので、それをキャッチできるようになります。



早速、ひと切れ味見です。



外側のデコレーションをする前に、水平にスライスしてチョコレートクリームを塗り、サンドイッチしてあります。フラッシュを使ったので薄茶色に見えますが、実物は黒に近いです。苦味を出すためにチョコレートだけでなくインスタントコーヒーも生地に入れました。また、デビルのイメージで、チョコレートクリームにラム酒も使いました。明日の朝から酔っ払うかもしれません。


2013年1月26日土曜日

大盃  ume: Oosakazuki

花梅の大盃(おおさかずき)を昨日の夕方に買いました。
南高梅の授粉樹候補としては、うちの露茜に加え、斜め向かいの公園にある白梅(2月中旬開花)と、お隣の豊後梅(3月末-4月上旬)が身近にあります。しかし、もし来年以降の開花時期が合わない場合、小さな鉢植えの苗があれば日陰に移動するなどして調整できると思ったからです。

大盃は紅梅のひとつで、一重の花柄は3-4cmと大きく、強香、多花性、樹勢強だそうです。
あるサイトの梅園の写真では、大きくなった実の写真も載っていたので、実がつかないわけではないようです。品質的に梅レベルなら、ジュースとして利用するかもしれません。


開花期の範囲内に南高梅が入れば、あとは鉢を移動して調整できます。


お店にあったどの苗も、うちの南高梅よりも蕾が進んでいたので、家へ連れ帰ったのは、なるべく蕾の展開していない苗です。

こういう花が咲くそうです。(あっ、値段は1、950円でははく、1、600円に値下げされていました。)



盆栽仕立ての苗だったので、根鉢の厚さが5cm位しかなく、しかもカチカチでした。バケツにはった水で根洗いしようにもレンガのように硬いので、中途半端なほぐし方で終わり。新たな根っこが充実した2年後位に、根の仕立て直しをする予定です。とりあえず9号鉢に植えました。
今朝の1時に、古いシーツで幕張りをして年に一度の石灰硫黄合剤の散布をしたので、この苗も一緒に消毒しました。


ちょっと掛け過ぎで、見栄えが悪くなりました。花弁への悪影響がなければ良いですが。


2013年1月23日水曜日

南高梅 "Nankou Ume”

お昼にフラッと立ち寄ったJAでこれ↓を見つけて、誘惑に負けてしまいました。購入の言い訳は:
1) 去年、梅干を作ろうとしたとき、台風による被害で梅が不足していて、スーパーをハシゴして
   やっと必要量を手に入れた。自分ちで収穫できるに越したことはない。
2) 去年の秋にフェイジョアのマンモスをリストラして、果樹が1本減ったので、これで ± ゼロ。
   (ただし、2月に配達予定の2本の苗は別の話)
   


「このサイズで1、500円?  買おう!」と決めたときは、ラベル↓の上の数字を見ていたのですが、お勘定のときにむしり取られた下半分に印刷されていた1、800円が正しい値段でした。


苗の出荷に向けて根回ししたものを不織布で根鉢形成したのが相当前だったらしく、不織布のなかで根っこが巻いていました。一番最初の写真では、収まりきれなかった根っこが、不織布の外へ飛び出しているのが分かります。バケツの水でザブザブ洗って粘土質の土を落として、水はけの良い用土を作って10号鉢に植え付け。既に蕾が展開しているので、本来なら根洗いはしたくなかったのですが、長期的にはこの方が良いと思います。(それに、受粉相手もいない状態なので、開花への影響については二の次です。)


バラ科果樹に石灰硫黄合剤を散布するために、一箇所にギュウ詰めに集合させています。ハケで塗れる小さな苗はすでに消毒済みですが、その他のものはまだです。年に一度、風も人通りもない午前1時頃に、古いシーツで幕張りをして一気に済ませます。

2013年1月16日水曜日

インコ  Happy with new branches

先日の雪で倒れたフェイジョアのアポロを剪定した枝が大量にあるので、鳥カゴの枝を新鮮なものに取り替えてやりました。この瑞瑞しいうちが匂いが強く、興奮して樹皮をかじります。



最近はメスが恐ろしく勢力を伸ばして◎◎◎天下なので、オスは追いやられて枝に近寄らせてもらえません。まずは上の段からかじり始めました。


メスは一心不乱にかじっていますが、この角度からは青いイモムシのようにみえます。
ちなみに、顔は右向きでクチバシをガッと開いたところです。目がつり上がってヤケクソ顔ですね。
キツツキのような早い動きなので、鳥にピントが合いません。


体を振りながらかじるので、ピントはさらにボケて。。。。。


ちょっと一息を入れるように、カメラに近寄って来ました。


その後は下の段に移動。


ここでも一生懸命。


さらに興奮が高まります。


ひと通り満足したのか、メスは右の餌台に移動して食事。
オスはやっと枝に降りてくることを許されました。

2013年1月14日月曜日

レモン ポンデローザ  Ponderosa

レモンの中でおそらく最も四季成り性が強いポンデローザですが、また花芽が出てきました。10月の開花後、一箇所に1果だけ残した実の方は、2個ともゆっくりと肥大を続けています。

苗を購入後、去年の初夏に出た古い枝だけでなく、秋枝も含め、各枝の先っちょに花芽が付いています。レモンやオレンジ類は普通、写真の↓ 切り口が三角形になるような幼い枝には花が付かないのですが、ポンデローザの場合は関係ないようです。

日本で「四季成りレモン」という呼び方で売られ、マイヤーレモンのような実がなる品種は、よほど通年の高温が必要なのか、普通の一期成りレモンと変わりなしでしたが、ポンデローザは大実グアバが育つ程度の暖房を確保できれば、冬でも開花することが分かりました。栽培適地のフロリダ州では1年中、蕾、花、実の各段階が1本の木で同時に見られるのも頷けます。

今度の開花の場合、2個の幼果の成長を優先させるために、花の香りを楽しむだけにして、開花後は一番下の花序よりも下で切り詰める予定です。そうすれば、切り詰める程度もタイミングも、通常の春の剪定(枝を3分の1切り詰める)と同じになりそうです。


私的には優れもののポンデローザですが、ただし耐寒性は低いです。この冬最初の寒波のとき、東向きベランダで、上の写真の秋に出た葉っぱがすべて黄色くなったので、部屋に取り込みました。その後の寒波では無加温の部屋でも辛そうにしていたので、暖かい小鳥の部屋に移動させました。そうしたら年末には花芽が次々と出てきて、全く別の苗のようになりました。

部屋の主の小鳥たちは、今日の雪で傷んだフェイジョアの枝をもらって、早速葉っぱをかじって坊主にしそうです。

2013年1月5日土曜日

ブログが故障? Cannot upload pictures!

昨日(1月4日)以来、PCに保存した画像をアップロードできなくなりました。
この問題を解決する方法をサーチしていたら、他のGoogle Bloggerの方も同じ問題に直面していらしたので、私のPC環境だけの問題ではないようです。

このブログには、「よくある質問」や質問機能がないので、どなたか解決方法をご存じの方がいらしたら、ぜひご教示いただければ幸いです。  m(_ _)m


Since yesterday (4th January), I have not been able to upload pictures which I stored in my PC.
Whilst I was searching for a solution, I came across another Google Blogger with exactly the same problem.  Therefore, I conclude that the trouble does not lie whtin my PC environment.

As this blog does not have FAQ or enquiry facilities, I should be grateful if anyone with a solution would advise me how to get out of this situation.  Thanks!




2013年1月7日月曜日

puzzleyさんからのアドバイスで、PICASA経由でなら写真をアップロードできることが分かりました。puzzleyさん、ありがとうございました! m(_ _)m

さっそく試しに、チョコレートで作ったマーブルケーキの写真を載せてみました。エンゼル型で焼いたケーキに、デビルズフード・ケーキのデコレーションをしてみました。ココアではなくチョコレートを使うと、ザッハトルテのように風味豊かに仕上がります。



2013年1月1日火曜日

謹賀新年 A Happy New Year!

明けましておめでとうございます。 
ことしもよろしくお願いいたします。

食べ過ぎと暇なので、毎夕ジョギングで行く都立城北公園まで、日中に散歩してみました。
毎年のことですが、あちこちのグラウンドで凧揚げをする家族たちがいて、見ていて楽しいです。
いつもはピンと張りつめた冷たい空気の中ですが、今年は春のようでした。



うちのブラッドオレンジが順調です。特にモロの色づきが良く、実に顔を近づけると、シクラメンのような香りがします。これが完熟して、収穫したものを台所に置いておくだけで、何ともいえない芳香が充満します。ここまで色づくと観賞価値が高いです。




タロッコの方は、1個だけ色づいています。

 
 
 
ブログ更新中に、小鳥の雄の方がやってきてキーボードに乗ったりしてジャマしたので、適当にシャッターを押したら、ボケていますが私の肩に乗ったところを撮れました。デスクトップを置いている小鳥の部屋は、今年は暖房事情が改善しました。12月にグアバを鬼剪定したことでスペースが節約できて、カーテンを二重に貼ることが可能になったからです。去年までは、夜は雨戸とガラス戸だけでしたので、パネルヒーターを夜通しつけていても、朝一に小鳥の部屋へ入っていくと大寒の時期には3度くらいまで下がっていました。今年は二重のカーテンのおかげで朝の最低気温は10度、日中から就寝直前までは23度くらいを保っているので、時間加重平均気温は15度以上になると思います。写真下あたりに写り込んでいるのは、鬼剪定後に新芽が吹いてきたブラジル・キンググアバで、春までにどれくらい回復するか楽しみです。